2011年10月17日月曜日

Twitter創業者による新たなビジネス。iPhoneでカード決済サービス『Square』は紙幣の「終わりの始まり」


Facebookの創業者といえばマーク・ザッカーバーグ。

では、Twitterの創業者は?と訊かれたら即答出来る人は少ないのではないでしょうか。



彼がTwitterの創業者のひとりJack Dorsey。Twitterの基本構想は彼が24歳のとき、2000年6月に思いついたそう。そのアイディアを5年間温め続け、Odeo社のプロジェクトとして立ち上げ。2006年7月からTwitterはサービスを開始したのでした。当時彼は30歳でした。


その彼が2009年2月から開始した新しいサービスが今回紹介する『Square』。このサービスにより、「個人間で簡単にクレジットカード取引」が可能になります。



利用方法は簡単。iPhone(現在ではAndroidやiPadにも対応)のヘッドフォンジャックに専用のカードリーダーを差し込み、クレジットカードをスワイプ。画面上に指でサインをするだけ。メールアドレスを教えれば、レシートはメールで届きます。

これがどれだけすごいことなのか。アメリカほどのカード社会ではない我々日本人にはイメージが湧きにくいかも知れません。

端的に言えば、このサービスにより全ての店舗でカード決済が可能になります。これまで、カフェや花屋などの小規模事業者あるいは個人事業者にとってクレジットカード決済は高嶺の花でした。カード会社の審査、数百ドルする端末、初期費用や設置後の月々費用etc。そうした問題全てがこのサービスにより解決するわけです。

我々顧客にとっても、より多くの場所でカードが使えることになれば現金を持ち歩く必要性はほとんどなくなります。レストランやカフェでも、伝票を受け取ると同時に支払いを済ませることが可能になります。

Squareのこのサービスは紙幣の「終わりの始まり」と言われています。

さらにSquare社がすごいのは、2011年6月に同社は1999年から2001年までアメリカの財務長官をつとめ、最近ではオバマ政権の国家経済会議委員長であるLawrence Summersを引き入れることを発表。これにより、政界との太いパイプを作ったことになります。日本のIT企業じゃ少し考えにくいことですが、さすがITがメインストリームにあるアメリカです。

最近Square社が発表した「Card Case」というアプリではカードをスキャンする必要すらもなくなっているらしく、今後の活躍も非常に楽しみなところ。日本でのサービス開始が待ち遠しいです。

最後にSquareのイメージビデオを。支払いという行動自体が楽しくなりそう。


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